【私が投資を始めた理由】“不安な未来”を変えた、ひとつの決断

【私が投資を始めた理由】“不安な未来”を変えた、ひとつの決断(019) お金
ジョン
ジョン

ところでフィル、なんで投資を始めたん?

フィル
フィル

これがね、涙あり笑いあり、私なりの小さな歴史があるんですよ。

ジョン
ジョン

興味あるわ!教えてくれる?

📌 この記事はこんな方におすすめです

・投資に興味はあるけれど、なかなか一歩が踏み出せない方
・子育てと仕事の両立に追われて、将来に不安を感じている方
・投資初心者がどんな失敗をしたのか知りたい方

子どもが生まれて、人生のステージが変わった

私が投資を始めたのは、2015年
上の子・エイトが8歳、下の子・ルノウが4歳のときでした。SBI証券で初めて口座を開設しました。

エイトの出産後、1年間の育休を経て仕事に復帰しましたが、当時は時短勤務に切り替え、手取りは10万円前後。
さらに彼は“お母さんっ子”で体調を崩すことも多く、保育園をお休みするたびに持ち帰り仕事が続きました。

家計はというと──
当時の夫とは家計を一部別にしていて、
光熱費や保育料などは夫が、通信費や自動車の維持費、保険は各自、子どもにかかる費用や突発的な出費は私が…といった分担。

10万円の収入ではとても足りませんでした。
教材、制服の買い替え、習い事の費用。
特に重たかったのが、慶弔費用
結婚式や出産祝い、弔事…。
祝いたい気持ちはあるけれど、「ご祝儀どうしよう…」と頭を抱えることも少なくありませんでした。

減っていく貯金。誰にも相談できず…

働き始めてからずっと、がむしゃらに頑張ってきて、それなりの貯金もありました。
けれど、足りない分を毎月貯金から切り崩す生活。

あれ、これって…いつまで持つんだろう。
焦りと不安でいっぱいになることもありました。
でも、当時の私は元夫に相談する勇気もなくて。

「予算内でやれ」と一蹴されるのが目に見えていて、ひとり、心の中で何度もつぶやきました。

どうしよう、どうしよう、どうしよう…。

そんなとき、ふと頭に浮かんだんです!!!!

そうだ。お金に、お金を稼いでもらおう!」

「とりあえず、やってみた」あの頃

実は投資の前にも、いろいろやってはいたんです。
国債を買ったり、利率が良い学資保険に一括払いしたり、銀行の窓口で勧められた貯蓄型保険を組んだことがあります。

でも、どれも不安を払拭してはくれなかった。

とにかく何か知りたくて、本や雑誌を読み漁りました。
まだNISAも今ほど浸透していなかった時代。
周囲に投資をしている人もいなくて、完全に試行錯誤でのスタートでした。

証券口座開設→大失敗のスタート

初めて開いたSBI証券の口座。
勢いのまま、一般口座+源泉徴収なしという初心者がやってはいけない組み合わせで開設。

さらに、届いたメルマガに書いてあった“毎月分配型のおすすめ銘柄”をそのまま購入。買って少しして標準価格がみるみる下がっていき、ヒヤヒヤしました。
今思えば、手数料がとても高い、ハズレ銘柄でした。

そこから猛省して口座設定を作り直し、本でおすすめされていた銘柄、三井住友TAM-世界経済インデックスファンドに変更。
初月は5万円分を購入。資金ができればこまめに買い増す、これを2020年までの6年間続けました。
このインデックスファンドがしっかり育ってくれて、なんと今の家の頭金になってくれたんです。始めた時期も良かったし、10年の投資の威力です。

↑SBI証券の画面より:2015年からコツコツ資金を追加し、2024年に一括解約して家の頭金に

おすすめ書籍

投資初期の頃に、横山 光昭さんが書かれた『はじめての人のための3000円投資生活』を読みました。ここに書かれていたおすすめの銘柄を参考に投資信託を比較して購入しました。おすすめ銘柄とその投資が向いている人について、なんといっても3000円からスタートできる手法、敷居の低さ。投資が気になる人に手にとっていただきたい一冊です。最新は新NISA対応版になっています。

↑書店が減少傾向にありますので、書籍は最寄りの書店で購入してほしいなと思います。

今、思うこと

当時の私は、相談もできず、経済的にも精神的にもギリギリ。
でも、“追い詰められた状況”だったからこそ、投資に出会えたんだと思います。金融の知識は書籍で、リテラシーは実際の運用を通して学びました。

今はもう元夫に感謝すらしてます(笑)
あのとき、頼ることができなかったから、ここまで自力でやってこれたんだ、と。

失敗も多かったし、何もしなければ、資産が増えていく未来はなかった。
あのとき一歩を踏み出した自分、よくやった!」って、心から思います。

ママありがとう、お母さんがんばれ!と励まし続けてくれた子どもたちにも感謝×感謝です。

↑子ども達からのお手紙から元気をもらいました

最後に:これを読んでいるあなたへ

投資って、最初はこわいし、よくわからない。
「減ったらどうしよう…」っていう気持ちが、ずっと頭から離れない。

でも──
“今のまま”でいれば、“今のままの未来”しか来ません。

ほんの少し、勇気を出して想像の外に足を踏み出せば、見える景色は変わりますよ。

フィル
フィル

私の体験が、どこかの誰かの“はじめの一歩”になればうれしいです。

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