『投資するお金』について

投資するお金の考え方について お金
投資するお金の考え方について(003)
ジョン
ジョン

フィルは投資中のお金って、どう考えてるん?

フィル
フィル

私は“投資先”だけじゃなくて、“投資後の使い道”までめちゃくちゃ考えてますよ!

ジョン
ジョン

ほうほう、じゃあまずは「投資するお金」そのものについて、教えてくれや。

フィル
フィル

承知のすけ!

「どの銘柄がいいか?」より先に考えること

「どんな銘柄を買ったらいいですか?」
これ、ほんとによく聞かれます。

でもこれって、「私、どこに行けばいいですか?」と聞いているのと同じこと。

目的地も、予算も、誰と行くかもわからない旅行プランに、アドバイスしようがない…

という話なんですよね。

投資の計画は“旅行の計画”に似ている

たとえば――
「再来年の夏、家族4人でネズミーランドへ。初日はシー、2日目はランド、宿泊はアンバサダーホテルで、さらにバケーションパッケージを使いたい!」

ここまで決まっていたら、予算や必要な金額、予約時期なども逆算できますよね。

投資も同じで、

  • いつ使いたいお金なのか?
  • 何に使いたいお金なのか?

これを先に考えておくことがとても大切なんです。

よくある話(そして、よくある失敗)

フィルの後輩が「首の長いサバンナの動物の名前の銘柄」を
「厳選しました!一生持ちます!」と言って買いました。

1ヶ月後――「やっぱ下がったので売りました」って連絡きましたけどね(笑)
いやいや、“一生”どこ行ったー!?

よくある話です。
感情で売ってしまうと、結局は損になってしまうことも。

フィルの場合:目的と“ガチホ”のルール

私は、NISAのつみたて投資枠では投資信託を、成長投資枠では個別株を買っています。
この投資の目的は、「将来的に不労所得で生きていくこと」。だから、短期的な値動きに振り回されず、ホールドが基本姿勢です。

ここで活きてくるのが、証券口座を目的別に分けて管理するという考え方。

たとえば私の場合、SBI証券の口座=“売らないための口座”
「むしろ売れないように自分に制限をかけておく」という気持ちで使っています。
これは、“この口座の資産は将来の生活資金”と明確に決めているから。

もちろん、投資先の企業の業績が悪化したり、外部環境が大きく変わった場合には、見直しは必要です。でも、「目的が明確な投資」だからこそ、途中でブレずに続けられるんですよね。

あわせて考えておきたい「出口戦略」

頭の片隅に置いておいていただきたい内容です。

投資は「買ったら終わり」ではありません。
そのお金をいつ・どうやって使っていくのか——つまり「出口戦略」も、早めにイメージしておくのがポイントです。

フィルはこんなふうに考えています

  • 60歳以降、年20〜30万円分ずつ利益確定して生活費に充てる
  • 年間配当が月5万円を超えたら“配当再投資”から“配当生活”へ段階的に移行
  • 必要以上に利益確定しない(税金がもったいない&複利が崩れる)
  • 体調やライフスタイルに変化が出たら柔軟に調整する

こうした出口のイメージがあると、途中で投資判断がぶれにくくなります。
何より、「今は焦って売らなくていいんだ」と自分を安心させる材料にもなります。


ワンポイント

出口戦略は、未来の“使う自分”へのラブレター。
どんな時期に、どれくらいのお金があれば心強いのか?
今のうちに、じっくり書き出してみるのもおすすめです。


投資を始める前にやっておくといいこと

投資を始める前に、まずは「お金の使い道」や「目的」を洗い出してみること。

  • 旅行資金?
  • 子どもの教育費?
  • 60歳からの生活資金?
  • 将来の不労所得づくり?

この目的に応じて、資産をざっくり3つくらいに分類しておくのがオススメです。

「これは5年後に使う予定のお金」
「これは老後のために育てておくお金」
「これはチャレンジ枠」

こんなふうに分けておくだけで、
一時的な値下がりで焦って売ってしまう…という失敗を防ぎやすくなります。


🎙ジョンとフィルのしめトーク

ジョン
ジョン

なるほどな〜。目的があると、ブレにくいってことか。

フィル
フィル

そうそう。お金にはちゃんと「役割」を持たせてあげるのがコツだと私は思いますよ。

ジョン
ジョン

でもまあ、俺ならバケパより近くの銭湯でええかな(笑)

フィル
フィル

投資も旅行も、価値観それぞれってことで!フィルはネズミー一択です!(笑)

でもって、バケーションパッケージはめっちゃオススメです!